ジージーと音が鳴って夜も眠れません。音はどこから聞こえるのですか?耳鳴りですか?
2014年09月26日 18:22 カテゴリ: 「みみ」に関する質問
外では何も音がしていないのに耳の中でジージーといった雑音が聞こえることを「耳鳴り」と言います。
ほとんどの耳鳴りが何らかの難聴に伴って発生します。
原因となっている難聴によって治療法が異なるのでまず検査をします。
中には難聴の改善により耳鳴りも小さくなったり聞こえなくなったりする可能性があるものもあれば完治するのが難しいものもあります。
大半の耳鳴りは心配いりませんが耳鳴りがだんだん大きくなるようなときは相談して下さい。
また「突発性難聴」や「メニエール病」はある日突然難聴やめまいとともに耳鳴りがおこることが多いので、症状を感じたら早めに相談してください。
命に別状がないというものの耳鳴りが苦痛となる場合があります。
それがストレスとなり聴覚の感度が高くなって更にストレスが大きくなるという悪循環が生じます。
心身のストレスを解消することで耳鳴りの苦痛を軽減することも可能です。
子どもが滲出性中耳炎を繰り返していますが、将来難聴にならないでしょうか?
2014年09月26日 18:21 カテゴリ: 「みみ」に関する質問
滲出性中耳炎を繰り返す原因として、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、アデノイド増殖症、鼻すすり癖などがありますが、一般的には口蓋裂などの合併がなければ遅くとも10歳前後によくなることが多く後遺症として難聴を起こすことは少ないと言われています。
ただし癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎等など重い中耳炎に移行することも稀にあります。
この場合は難聴が高度になり、場合によっては手術が必要となることもありますので根気強く治療を続ける事が大切です。
耳炎はくり返すことが多いのでしっかり完治させることが大事です。
治療には根気が入りますが頑張って通院をしてください。
滲出性中耳炎の浸出液はどこからでてくるのですか?
2014年09月26日 18:21 カテゴリ: 「みみ」に関する質問
滲出性中耳炎の浸出液は耳の中の鼓膜を通して中耳腔に溜まったもので、
プールなどで耳に水が入っても鼓膜に穴が開いていなければ水が中耳腔に
入ることはありません。
中耳腔に溜まる貯留液には鼻をすすったことによって中耳へ運ばれた鼻水、
血管からしみでた血液成分、中耳粘膜から
分泌される粘液、細菌やウイルスなどが
含まれており、粘膜はそれらの分泌・吸出
を同時に行っている為、貯留液のタイプ
は中耳炎の経過によってサラサラ~
ネバネバ等状態が変化します。
「中耳換気チューブを入れる」と言われましたが、何か後遺症が残ることはありませんか?
2014年09月26日 18:17 カテゴリ: 「みみ」に関する質問
チューブ留置後の後遺症としては「耳漏」(じろう:みみだれ)と「鼓膜の穿刺」(せんし:小さな穴)があげられます。耳漏の原因としては、外部からの感染症とチューブに対する異物反応により、チューブの周りに「肉芽」(にくが:小さな肉のこぶのようなもの)が出現することが耳漏の原因になります。感染症には適切な抗生物質、抗真菌薬の投薬や肉芽の除去などで対処可能な事が多いですが、異物反応が強く肉芽がなくならない場合はチューブをとる場合があります。鼓膜の穿孔が残ってしまった場合は定期的に経過を観察し、状態が良くなったり中耳に溜まった液がなくなった場合に穴を塞ぐ手術をします。
沖縄・宮古島
2014年08月23日 15:12 カテゴリ: 院長ブログ
宮古島
8月に沖縄の宮古島に行ってきました。
前日まで台風で飛行機が欠航していたのですが、一日違いで無事飛んでくれました。
沖縄は大阪より気温は低く最高気温で32度くらいでした。
天候は何とか持ってくれたものの、風と波が高く海は荒れていました。
宮古島東急ホテルに宿泊したのですが、このホテルの前の前浜ビーチは東洋一の美しい砂浜と言われているそうで
このビーチ目当てに来られる人も多いようです。(僕もそのうちの一人ですが・・・。)
夜には現地のエイサーのイベントもあり楽しめました。某有名歌手のシークレットライブもありました。
また当日はペルセウス座流星群が見られる予定だったのですがあいにくの天気で見ることは出来ませんでした。
残り少ない夏の時期を楽しみたいですが、そうもいかない現実におわれる日々です。
法人設立7周年①
2014年07月01日 21:42 カテゴリ: 院長ブログ
6月28日に阪急インターナショナルホテルで法人設立7周年(松谷クリニック9周年、千里中央ENTクリニック2周年)を祝い、スタッフおよび関係者の皆様に対する感謝パーティーを開きました。
スタッフの皆さんに
法人の理念を大事に考え、法人の運営に協力して頂いていること、
仕事を通じて患者様の健康に寄与し、ひいては仕事を通じて社会に貢献していること、
常に自己成長のための努力を続けてくれていること、
スタッフ間、先輩後輩間、上司部下間で常に感謝の気持ちを持ち、お互いに表現し合ってくれていること、
患者様に親身になって対応してくれていること、
仕事に対してプロ意識を持ってのぞんでいてくれていること、
プロとして手を抜かず一生懸命に頑張っていてくれていること、
自ら積極的に進んで物事に当たってくれていること、
常に仕事に対する責任感を高く持ち続けていてくれていること、
法人に関わる業者さん、関係者の皆さんに敬意を払って感謝の気持ちで対応してくれていること、
などなど、そのほか様々な事に感謝の気持ちを込めて開催しました。
法人設立7周年②
2014年07月01日 21:37 カテゴリ: 院長ブログ
このパーティは年に1回、毎年開催しており、ホテルでの開催は今年で4回目となりました。
4年前からホテルニューオータニ、ウェスティンホテル、帝国ホテル、そして阪急インターナショナルホテルとなりました。
一流ホテルでの接客接遇サービスを体験することで、一流の接遇サービスとは?を考え、ホスピタリティーを考えてもらい、
それをクリニックでの仕事にいかして、来院される患者様にお返しできればと考えています。
ホテルの料理長さんのライブ調理やスタッフ考案のゲーム大会などもあり、とても盛り上がり、笑いあり涙ありのいい会になったと思います。
ゴルフコンペ
2014年07月01日 13:30 カテゴリ: 院長ブログ
6月1日に第7回松谷杯を開催いたしました。
いつもは雨が多いのですが、今回は晴れでゴルフ日和でした。
総勢32名の参加を頂き、和気藹々とした会でした。
優勝者は自己ベスト93だった会計事務所の先生でした。
主催者である私のスコアは89だったのですが、まだ優勝経験はありませんので今後頑張りたいと思います。
写真は1年前の第5回のものです
耳鳴りがする
2014年04月15日 16:19 カテゴリ: 「みみ」について
「耳鳴り」という症状は、他覚的、定量的に評価・診断するのは非常に難しいのが実情です。実際に「耳鳴り」を感じられている患者さんご自身以外には聞こえていませんので、症状が伝わりづらいことが特徴です。(例:「キーン」「ジーン」という音が聞こえているが、周りの人には聞こえていない状態。)
あるデータでは、健康な方でも年齢を重ねるに連れて40歳代~50歳代では、10%以上の人が耳鳴りを感じるとも言われています。
「耳鳴り」の原因として考えられる病気には
◆外耳道異物
◆耳垢
◆中耳炎
◆内耳障害
◆突発性難聴
◆メニエール病
◆聴神経腫瘍
また、耳鳴りは耳だけが原因で起こるわけではなく、頭蓋内やその他全身の疾患に合併する事もあり、さらには、ストレスなどの心理的なことが原因で起きる耳鳴りなどもありますので、的確かつ明瞭な診断も難しいのです。
「耳鳴り」を訴えて来院される患者さんの中には難聴を伴っておられる方が多いのも特徴の一つです。その場合には難聴の原因を探ることを先決し、難聴の治療を優先する場合もあります。
「耳鳴りがしているが、どこに行ったらいいのだろう?」
「耳鳴りなんかで耳鼻咽喉科に行ってもいいのかな?」
「以前、他の病院に行った時には気のせいって言われたんだけど・・・」
まずは耳鼻咽喉科で受診をしてください。耳鳴りの少ない人生を送るには、早めに適切な診療を受けることが何よりも大切になります。
耳だれが出る
2014年04月15日 16:19 カテゴリ: 「みみ」について
耳だれ(『耳漏(じろう)』という場合もある。)は様々な病気の可能性のある症状の1つです。患者さん自身で「大丈夫」と判断されるのは危険があります。
※耳だれ(耳漏)とは、耳から液体が出てくる状態、もしくは出てくる液体のことをいいます。
耳だれ(耳漏)には数多くのタイプがあり、状態によって考えられる病気は変わってきます。以下には代表的なタイプを挙げます。
①無色透明の水のような漿液性(しょうえきせい)の耳だれ
②粘り気のある粘液性
③ドロッとした粘膿性
④血が混じった血性
⑤無臭のもの
⑥臭いのあるもの など
また、耳だれ(耳漏)が起きる場所としては、大きく分けて3箇所です。
・外耳道からの場合には
⇒外耳道湿疹
⇒外耳道炎
⇒外耳道癌
などの可能性があります。
・鼓膜からの耳だれ(耳漏)であれば
⇒鼓膜炎
が考えられます。
・中耳から耳だれ(耳漏)が発生している場合には、ほとんどの場合鼓膜穿孔を伴っており、
⇒急性中耳炎
⇒真珠腫性中耳炎
⇒慢性化膿性中耳炎
などの可能性があります。
しかし実際に、耳だれ(耳漏)が出た場合、どこから出ているかは非常にわかりづらいと思います。患者さんご自身で判断されるには怖い症状が耳だれ(耳漏)です。耳だれ(耳漏)が出た時点で、できるだけ早めに耳鼻咽喉科での診療を受けられることをおすすめいたします。