鼻が詰まる
2014年04月15日 16:10 カテゴリ: 「はな」について
鼻が詰まる(「鼻閉(びへい)」という。)という症状は皆さんもご経験のあるように多くの患者さんがこの症状で来院されます。「鼻が詰まる」という症状から考えられる疾患も数多く存在します。一般的には鼻呼吸が十分にできない状態を鼻閉(びへい)と言いますが、口呼吸しかできないという重度の鼻づまりの方から軽度の鼻づまりの方まで、症状の程度も様々です。
鼻閉の原因は大きく分けて2種類です。
①鼻の形態異常によって起こる鼻閉感
②鼻粘膜の異常によって起こる鼻閉感
です。
①形態異常で起こる鼻閉感は
・鼻中隔弯曲症
・顔面骨折
・鞍鼻
などが考えられます。
②鼻粘膜に異常によって起こる鼻閉感の場合には
・急性鼻炎
・アデノイド肥大(幼少児の場合)
・アレルギー性鼻炎(花粉症も含む)
・血管運動性鼻炎
・鼻ポリープ(鼻茸)
・鼻腔内腫瘍
・癌
など数多くの理由が挙げられます。
「鼻の詰まり」は一体何が原因で起きているのか、どの疾患なのかで治療方法も変わってきますので、耳鼻咽喉科での診療・検査を受けていただき、原因を突き止める必要があります。
鼻が詰まることは日常生活に様々な影響を及ぼします。少しでも快適な日常生活をおくるために、鼻がスーッと通る環境づくり・健康を保つことは大切なことです。少しでも「鼻が詰まるな~・・・」と感じられた方は早めに耳鼻咽喉科医院を受診をしてください。
鼻に血が混ざる
2014年04月15日 16:09 カテゴリ: 「はな」について
鼻血は頻繁に起こる症状ですが、実は、鼻血は耳鼻科医にとっても多くの病気・障害の可能性が考えられるため、決して侮れない症状です。
単に鼻血と言っても、出血をしている部分を確認する必要があります。
・出血している部位・ポイント
⇒鼻腔の手前なのか
⇒鼻腔の奥の方なのか
⇒鼻腔の粘膜全体なのか
などです。
出血しているポイントを確認したらしっかりと止血していきます。
鼻血にはあらゆる原因が考えられるため、患者さんご自身で判断されると重大な疾病を見落とす可能性もあります。
例えば、お子さまの顔にボールが当たって鼻血が出た場合にも、もしかすると鼻骨を骨折している可能性もあります。
日常生活において、頻繁に鼻血を出されるお子様は血液や循環器に要因がある可能性もあります。大人の方の場合には腫瘍や癌などの可能性も考えられます。
そのため、鼻血を軽く見ることは決してせず、「鼻血を止めるためだけに病院なんて行っていいの?」という方も多いですが、耳鼻咽喉科で行う処置の一つですので、ご遠慮なく受診してください。実際に、鼻血を止めるためだけでご来院いただいている患者さんも多くいらっしゃいます。
のどに異物が詰まる
2014年04月15日 16:08 カテゴリ: 「のど」について
「のどに異物が詰まる」ことは日常生活で割と頻繁に起きませんか?例えば、食事をしている時にご経験があるかもしれません。異物が詰まった時のほとんどの場合には容易に取ることができますが、ご自身での除去が難しい場合には病院にて処置を行う必要があります。
受診される患者さんの中で最も多いのが魚の骨です。のどに異物が詰まった例のうち半分以上は魚の骨と言っても過言ではありません。タイやサワラ、サバやタラなどの比較的大きな魚の骨が刺さって来院される方が多いですが、アジやイワシ、アユやサンマ、ウナギなどの小型の魚の骨が刺さって来院される方も意外と多いのが特徴です。
魚の骨以外では「甲殻類の殻」「モチ」「茶の葉柄」なども詰まりやすい食べ物の1つです。また、食べ物以外でも詰まるものがあります。それは「歯の詰め物」「玩具」「薬のシート」などです。
ただでさえ大人でものどに異物が詰まることは多いので、子どもやご年配の方がご家庭にいらっしゃる場合には、注意が必要です。また、万が一のどに異物が詰まり、無理に取ろうとして逆に取りづらくなることもありますので、自分で取ることができない場合には無理せず病院で取ってもらうことをおすすめいたします。
のどが痛い
2014年04月15日 16:08 カテゴリ: 「のど」について
耳鼻咽喉科を受診する患者さんの中で最も多い症状の1つが、「のどが痛い」と訴えられる患者さんです。のどが痛くなる理由は様々なことが考えられ、潜んでいる病の種類は数多く存在します。痛みが生じている箇所によっても疑うべき病は違います。
・物理的な損傷(魚の骨が刺さる・切り傷がつく等)
・薬品や有害ガスを吸入した際の化学的な損傷
・細菌やウイルスによる炎症
・悪性腫瘍や神経痛
など、のどに痛みを生じさせる要因は種類が多いのです。また、のど自体ではなく、身体の他の箇所で異常があるためにのどに痛みが生じる場合もあります。
のどの痛みの治療としては、まずは問診です。
・いつから痛むのか?
・どのような痛みか?
・過去に同じような痛みを感じたことは?
などといった問診を通して患者さんの状態を把握します。
次に視診・触診・検査と進めます。検査は
・ウイルス細菌迅速検査(インフルエンザウイルス、アデノウイルス、溶連菌など)
・喉頭鏡検査
・細菌培養・同定・薬剤感受性検査
・電子ファイバースコープ検査
などがあります。
症状が酷い場合には扁桃周囲炎や扁桃周囲腫瘍などの場合もあり、急性喉頭蓋炎など命に関わる病気の可能性もあります。また、良性腫瘍や急性声帯炎、声帯ポリープ、咽頭癌、喉頭癌などの場合もあります。
のどは声に関わる事もある重要な器官ですので、のどに痛みを感じた際には少しでも早い受診をおすすめいたします。
せき(咳)やたん(痰)
2014年04月15日 16:06 カテゴリ: 「のど」について
咳(せき)というのは、日常生活を送っている中でも日常的に出る症状です。例えば、何かが喉に引っかかっただけでも咳(せき)は出ますし、風邪をひいたら咳(せき)が出ることもあります。ただ、せきには「起こり方」で3つの種類に分けられます。また、もう1つの角度から分類すると、たん(痰)が絡む咳(せき)と絡まない咳(せき)です。これらの咳(せき)の見極めは発熱の有無、疼痛の有無、症状の強さなど問診を中心に診断させていただきます。
・咳(せき)の状態と診断で疑われる疾患
※突発性・発作性の咳(せき)
⇒咽頭異物、喉頭異物、気管内異物、気管内出血や気胸なども疑う必要があります。
※急性の咳(せき)
⇒痰(たん)の絡み具合や色などを参考に、喉頭炎、気管支炎、肺炎、風邪に伴う咳や気管支喘息なども疑います。
※慢性の咳(せき)
⇒喉頭アレルギーや百日咳、喘息、肺がんなども疑わねばならないと思われます。
症状が軽く発熱などもなければ、ドラッグストアで販売されているせき止めで症状を抑えるのも良いですが、症状が長く続いたり、症状が強い場合には必ず病院で診察を受けてください。何よりも大切なのは、少しでも早く原因を発見し、原因に対する治療をすることです。耳鼻咽喉科はよく「耳と鼻の専門医」と思われがちですが、実は、喉(咽喉)の専門医でもあるので安心してご相談ください。
院長の思い
2014年04月15日 16:05 カテゴリ: 院長ブログ
患者様とお話をする時、治療をしている時、常に頭にある言葉を浮かべます。
「もしこの方が自分の身内だったらどうするだろうか」
一旦クリニックのドアを入って頂いたら「患者様」であると同時に「私の家族」としてお迎えしています。
一番お辛い事は何なのか、それを取り除くにはどうすべきか、なるべく早く楽になってもらうにはどんな治療方針でどのような薬を使うのがベストの選択なのか・・・。
何気ない診察室のやり取りからどのように治療にアプローチしていくべきか
いつも考えています。
ご自身のお体の状態をご理解いただくため、時には厳しいことを言わせていただくこともあるかもしれません。
それでも一人でも多くの方に「先生っ!楽になったよ!ありがとう!!」と言ってもらえるよう「もう治りましたよ。楽になってよかったですね!」と言えるよう、院長、スタッフ、クリニック全体で今日もまた考えます。
「もしこの方が自分の身内だったらどうするだろうか・・・?」
クリニックの方針
2014年04月15日 16:04 カテゴリ: 院長ブログ
患者様一人一人の漸進的な状態を把握し、適切な治療で地域の皆様の健康に役立てるクリニックを目指します。
気さくに何でも相談していただけるような明るいクリニックであるように心がけています。
予約システム導入、電子カルテの複数稼働などを取り入れ待ち時間短縮により、患者様の時間的負担の軽減と、可能なレベルでの通院回数の軽減や長期処方などによる経済的負担の軽減にも取り組んでいきます。
また、インターネット、ホームページ、Facebook(フェイスブック)、ブログ(BLOG)、院内掲示物やパンフレットなどで情報を発信していきます。
腹筋ベルト
2014年03月03日 15:56 カテゴリ: 院長ブログ
先日夜遅く通販番組を見ていると低周波で筋肉を刺激して腹筋を鍛える商品が紹介されていました。
この手の商品は昔からあったのですが、実際に周りでやっていて効果を聞いたことがありませんでした。
このところおなか周りが気になってきていたのでついつい思い切って購入してしまい、今日から装着しています。
本当に効果はあるのか?医学的見地からも少し興味があります。
効果のほどはまた後日報告しますね。
スウィーツバイキング
2014年03月03日 14:50 カテゴリ: 院長ブログ
先日ホテルニューオータニのスウィーツのバイキングに行ってきましたのでご報告・・・。
子供達は大喜びでイチゴ食べまくっていました。
昼食も食べていなかったのですが、サンドウィッチや軽食もあり昼食とお茶を兼用するのにはなかなかよかったです。
院長ブログ2:徳島へのつらい旅
2014年03月03日 14:50 カテゴリ: 院長ブログ
放出駅から徒歩3分、大阪市城東区にある松谷クリニック(耳鼻咽喉科)です。
皆さんこんにちは。
医療法人潤優会 理事長の松谷です。
近況報告などお知らせします。
前回の徳島での舌下免疫療法の講習会は大変な思いをしながら受けに行ってきました。
当日は近年まれに見る大雪の影響で高速道路はほぼ通行止め、新幹線・在来線も大幅な遅れが出ていました。
僕は前日たかをくくっていて、たぶん通行止めはすぐ解除になるだろうから明石海峡大橋から淡路島経由で鳴門大橋を渡り、徳島入りしようと思い、およそ2時間半で行けるとふんでいました。
ところがそんなに甘くなく、全然解除の気配がなかったため、急遽新神戸駅に車を置き、新幹線で岡山、在来線で瀬戸大橋を渡り高松、乗り換えで徳島まで約5時間のつらい旅でした。在来線は1時間に1本の3両編成で雪による通行止めの影響か駅員さんに押してもらわないと乗り込めないくらいの超ラッシュアワー状態で1時間以上同じ体勢を維持しなければならない状態でした。この状態で何とか会場には着いたもののだいぶ遅刻してしまったため参加は認めてもらえないのかとおそるおそる受付に行ったところ、今回は事情が事情ですのでと何とか参加を認めてくれました。
無駄足になるかもしれなかったのですが、何とか参加できて今後保険認可が下りれば、舌下免疫療法を行うことができる様になりました。